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Isabel Roxas コンセプトとプロフィール
 
For Only The Lonely  孤独な人だけのために
 
 
わたしは何者でもない!貴方はどんな人?
あなたも何者でもない?
それなら私達は似たもの同士 ― 誰にも言わないで!
追放されてしまうでしょ。
 
ひとかどの人物で居る事は、どれほど退屈でしょう!
カエルのように、日がな一日
お世辞ばかりの沼に向かって、自分の名前を唱えることが
どれだけ公共の為になるというのでしょう!
 
― エミリー・ディキンソン
 
 
私達が(世界的に、電子工学的に)繋がっている時代においても、この質問は切に問われる。「なぜ私(達)は孤独なのか?」
 
この展示のタイトルは、フランク・シナトラの失恋についての独創的なアルバムから来ている。私のスタジオの友のひとつだ。私は長年孤独という問題にアプローチする方法を探してきたが、最近のニュースで孤独なホッキョクグマのガスが死んだと聞き、深く心を動かされた。
 
ガスは、ニューヨーク市のセントラルパーク動物園で何年もの間暮らしていた、寂しがり屋で神経過敏なクマだ。オスのホッキョクグマは孤独を好む動物で、北極圏を何カ月にもわたってぶらつき、狩りをしたり泳いだり、ホッキョクグマのやることをやる。動物園でもガスは孤独だが、狩るためのアザラシはおらず、歩くための何マイルもの雪山もない。途切れずに流れる人波が、彼の住まいを覗きこんで手を振るのを眺めるぐらいしかすることがない。そして泳ぐ。ガスは途切れることなく行ったり来たり、飼育員たちが、何かがおかしいのでは?と思うまで泳ぐ。彼らはガスが退屈していて孤独であると察したのだ。
 
ガスの一生について考えていたら、一般的に孤独であるという事について考えさせられた。つまり私が一人で作業する時のフラストレーションや、プロジェクトに没頭している時の幸せな孤独や、長い年月の間に友達が話してくれた、たくさんの哀愁の物語などである。
 
孤独にもいろいろな種類がある。柵の中で絶え間なく行ったり来たり泳ぐという神経症的習慣を身に付けた独身のクマ、人里離れた所で道に迷った少女、学校からのお迎えがまた最後になってしまった子供。これらはこの孤独のコレクションを形作る小さな世界だ。
 
エミリー・ディキンソンの有名な詩は、孤独な場面に言葉遊びのアイディアを持ちこんだ。孤独を文字通り受け取るなら、いくつかの絵の中にあるテキストは、無言の「部屋の中の象」つまりたくさんの人々が日々感じている感情へのカギを視覚的に表している。
 
いくつかの場合では、私は二人の孤独なキャラクターが完全に引き裂かれないよう、互いを会わせるように努める。そうでもしなければ全て見るに忍びないのだ。
 
 
 
 
イザベル(ペッパー)ロザス(1977年7月マニラ生まれ・現在ニューヨーク市在住)は、アテネオ デマニラ大学にてコミュニケーションアーツを学び、プラット インスティトゥート ニューヨークにてコミュニケーションデザインの修士号を、フルブライト奨学金により修めた。
 
イザベルは奇妙なものやねじれた話を好む、偏癖のあるアーティストである。彼女は本、彫刻、紙といった様々な媒体を使い制作している。喪失、孤独、恐れについての悲しい物語に、希望を少々ふりかけて語るために。
 
彼女は2010年フィリピン全国子供の本賞に輝いた「デイ アット ザ マーケット」(アダルナハウス社)を含め、現在までに12冊超の子供向け物語本に挿絵を描いている。
 
彼女の最新作「ザ ケース オブ ザ ミッシング ドーナッツ」(アリスン・マックギー著)はダイヤル ブック オブ ヤング リーダーズより最近出版された。現在はダイヤルとタハナンブック社からの若い読者向けの新作に取り組んでいる。
 
個展
 
2011       キーン シティー (鮮烈な都市) / Sラブ, シルバーレンズギャラリー マニラ
2010       モード マリー アンド アザー キュリオシティーズ (モード、マリーとその他の好奇心) / 20スクエア シルバーレンズギャラリー マニラ
2008       ドローイング オブ ホープ アンド フィアー (希望と恐れの素描) / ストア フォー オール シーズンズ マニラ
 
グループ展
 
2013       ワロン フィリピーナ (8人のフィリピン女性) / ライオンゴレン ギャラリー マニラ
2011       チョプスティックス (箸)  / hpgrpギャラリー ニューヨーク
2009       ウィー アー ノット エイムレス (我々は無目的ではない) / マニラ コンテンポラリーマニラ
2008       フレイルティー (脆弱) / パブロ マニラ
2007       スーパーフィシャル (表在性)  / テオギャラリーマニラ
2007       オルタネート エンディング デリーテッド シーン (代わりのエンディング、削除されたシーン)  / パブロ マニラ
 
 
2013.10.27 Sunday | sequel2 | Painting | 18:38 | - | -