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「PORTRAITS」 伊藤一雄 プロフィール
○作家プロフィール

伊藤一雄(いとう・かずお)
東京生まれ。
映像ディレクターとして、長年TV-CM、インフォマーシャル、PV、WEB動画などの企画演出業務にたずさわる。
2010年より本格的にスチールも手がけるようになり、特にポートレート撮影に取り組む。
現在では、人物を中心とした広告撮影、取材撮影などもおこなっている。
  


○作家よりご案内

初秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて私、伊藤一雄はこの度、10月6日(月)より写真展『PORTRAITS』を開催する運びとなりましたので、ここにご案内申し上げます。タイトルどおり、これまでに撮りためてきたポートレート写真を集めた展示になります。

ムービー・ディレクターである私がポートレートを撮り始めたのは、2010年頃のことです。映像の仕事を通してひとりのモデルの方と巡り会ったことがきっかけとなり、スチール・カメラを手にするようになりました。仕事の枠を越えて、その人の写真を「作品」として残してゆきたいと強く感じたのです。私にとっては、運命的な出会いでした。以降、今回展示されている作品の被写体となってくださった方々とは、4年近くの間、1年に1〜2回の頻度でお会いし、撮影を続けてきました。

被写体の方々にお会いするたびに、彼女たちがもっとも美しく輝く「画」のようなものが私の中に浮かんでいました。言葉にしにくい感覚ではありますが、それは「やさしさ」と「美しさ」が一体となったイメージだったような気がします。その人の内面からあふれ出る光が、射し込む自然光そのものとなり、背後に拡がる景色とやさしく重なり合っているような、そういう「画」に導かれてゆく過程が、私のポートレート撮影だったのではないかと今になって感じています。

スチール・フォトグラファーがムービーも手がけるというのは、特にデジタル機材の発達した昨今、珍しいことではなくなりました。一方私の場合は、ムービー・ディレクターがスチールを撮るという、いわば世の趨勢に逆行するかたちです。しかしながら、静止画の連続としての動画ではなく、一枚の静止画にある時間の流れを封じ込める感覚、あるいは一定の期間をおいて撮影を続けるということで、超低速撮影のムービーを作るというような感覚でポートレートに向き合っているのだとすれば、おこがましい限りではありますが、なにかしらの独自性に到達できているかもしれないと自分では感じます。

この度の展覧会は、あくまでみなさま方への経過報告と、ここまで私の写真を導いてくださった被写体の方々への感謝のかたちとして企画いたしましたので、まだまだ模索の旅は続きます。そのためにも、みなさま方におかれましては、ぜひこの機会に作品をご高覧いただき、叱咤激励を賜れますと大変幸いに存じます。

会場にてお目にかかれますのを、楽しみにお待ち申し上げております。



 
2014.09.09 Tuesday | sequel2 | Photography | 12:58 | - | -